シネマとジャズの共鳴箱

2015/05/18 月曜日 - 12:09:37 by tshibuya

この二三日、寝る前に中山信一郎さんの「シネマとジャズの共鳴箱」を読んでいる。これは1998年1月1日から12月31日まで南日本新聞の朝刊に毎日連載されたコラムを一冊にまとめたもので、ひとつひとつが短いから寝るとき読むのにちょうどいい。最初にある言葉、引用文を200字で説明、あるいは解説したもの。ひとつ引用してみる。

ジャズと自由は、共に行進する(セロニアス・モンク)
いつごろからトイレの落書きがなくなったのだろう。猥雑なものが多かったが、60年代末頃のジャズ喫茶のトイレの落書きは、政治的なものも多く、レベルの高いものがかなりあった。この一文もその一つで、たしか寺山修司がエッセイの中にこの一文を引用していた記憶がある。モンクは極めて寡黙なピアニストで、インタビューなどまったく残していないので、彼がどこでこのような発言をしたのか不明だが、モンク独自のピアノを聴いていると、その音の中に無限の自由が広がっていくように見える。
H10.1.9

Comments are closed.