dreamとcook note

2007/01/09 火曜日 - 09:58:26 by tshibuya

discographyを作っていて思ったこと。

最初は編曲の仕事が多かった。そりゃそうかも知れない。ジャズのピアノを61、2年からはじめて、といってもはじめたばかりでは上手く弾けないのは当然で、それと平行してやっていた編曲の方が進歩が早かった。というか、需要が多かったんだろうな。
ピアノを弾かなくなって作編曲に専念するようになったのが67年。で、また本格的に弾くようになったのが77年の「cook note」のころだからこの間ほぼ10年ピアノを弾いていない。
最初のアルバム、「dream」はその弾いてなかったころのもので、中山信一郎さんのライナーノーツにはその辺りのことが書いてある。
ちょっと引用してみる。

「誰もジャズを卒業することは出来ないが渋やんは、渋やんなりに卒業証書を手に入れてジャズ界から足を洗ってしまった。このレコードによって、再び10年前の活力をとりもどすいう期待を僕はもたない。それでいいのだし、渋やんを愛する人々は、彼の存在の中にジャズやその他の音楽を見出すだろう」

涙が出てくる。ほんとに。しかし中山さん、残念でした。ぼくはまだピアノを弾いている。いや、まだ弾いているのではなくて、「dream」、そして「cook note」の二枚がなかったらそれこそ中山さんのいう通りいまごろピアノなど弾いていない。
「dream」、そして川端民生とはじめて会った「cook note」は忘れようにも忘れられない記念碑なのだ。

6 Responses - “dreamとcook note”

  1. へいさん : 2007/01/09 - 22:01:22 -

    丁度その頃からずっと渋谷さんを聴いてきました。
    私にとっても、この2枚が渋谷さんとの原点といえます。
    特に「cook note」の時の川端民生さん、宮沢昭一さん、同じメンバーでの酒井俊さんのデビューアルバム、吉祥寺の曼陀羅等いろいろな事が思い出されます。
    もう30年も昔の話なんですね。

  2. tshibuya : 2007/01/10 - 00:35:36 -

    dreamのときは自信もなにもなかったけれど、cook noteを作ってから自信のようなものが芽生えたような芽生えないような、ま、そんなことになったんでしょう。
    dream、cook note、shunはほとんど間をおかず作ってたんですね。元気よかったんだろうなぁ。ふふ。

    曼荼羅は亀淵友香さんですね。再びピアノを弾くきっかけを作ってくれたのが亀淵さんでした。

  3. asianimprov : 2007/01/15 - 20:10:11 -

    COOK NOTEでの”I Didn’t know about you”と、いま渋谷さんがソロで弾かれる同曲とは別の曲にきこえますね。どこが違うと問われてもわかりませんが、いまのほうが自由な気がします。歳をとって自由になるって、なかなかできることではないと思う・・って、渋谷さんを持ち上げてどうする!(笑)

  4. tshibuya : 2007/01/16 - 00:29:13 -

    いやいや、だんだん落っこちて行くのは決まっているので、いまのうち少しでも持ち上げてください。少しは違うかも知れません。大して違いないような気もしますが(笑)。

  5. ミヤモト : 2007/01/19 - 17:15:21 -

    はじめまして。
    僕は去年の秋にドリームではじめて渋谷さんの音楽を聴きました。
    いや、正確に言うと、はじめて認識しました。
    後になって考えると、色々な所で耳にしていたのですけど。
    渋谷さんのピアノを聴くと、僕の心は本当に揺さぶられてしまいます。
    僕がずっと聴きたいと思っていた音に出会えた気がします。
    ドリームと、エリントン、渋やんは、何度も何度も聴いてます。
    今年も、色々な所で渋谷さんの音に触れられるのを楽しみにしています。
    クックノートもまだ聴いたことがないですし。
    それでは、渋谷さんにとって素晴らしい一年でありますように。

  6. tshibuya : 2007/01/21 - 18:15:36 -

    「dream」。
    こんなに昔のアルバムを聴いてくれる人がいるなんて感激です。クックノートはもちろんその延長線上にありますが、新しい「月の鳥」は気分としては「dream」と同じようなものができたと思っています。ぜひ、お聴きください。

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