山手線の内側

2007/03/16 金曜日 - 11:25:05 by tshibuya

いつのころからか山手線の内側にはほとんど行かなくなった。これは厳密に内側というわけではなく、また、行かない、と決めているわけではないから用事があればもちろん行くけれど、じゃ、今日はちょっと六本木まで行ってみましょう、なんてことは100%、ない。
それでも昔は麻布十番に住んでいて、それはその近辺にスタジオが多かったから仕事に便利だったからで、当然仕事がないときは六本木まで遊びに行くことになる。Misty、ネロビアンコ、バレンタイン、ロブロイ、などなど。そういうところで酔っぱらってピアノを弾き、歩いて帰ってくる。

あるとき、新宿の安田生命ホールでなにかのジャズコンサートがあって聴きに行った。
そのとき聴いた明田川荘之のピアノがすごかった。なにがすごかったのかいま考えるとよくわからないのだけれど、ともかく圧倒され、目から鱗状態になって、こんどはすぐに西荻窪の「アケタの店」に行った。
すごかった。世の中にこんなにキタナイ店があるなんて。なにしろこちらは六本木ですからねぇ。でもぼくが行ったころはまだいい方で、その前は床は土の状態、ライブをやっている横では炊飯器から湯気が出ていた(らしい)。
しかし明田川荘之とアケタの店にイカレタぼくはすぐさま麻布十番を引き払った。そして中央線沿線へ。

それ以来山手線の内側には縁がなくなった。なんとなく浮かれているようなこともなくなった。いや、浮かれているのはいまも同じかも知れないけど(笑)。

7 Responses - “山手線の内側”

  1. 志津花 : 2007/03/16 - 11:52:10 -

    行ってみたいです。『アケタの店』
    東京ライブ個人旅行、企画しなきゃだめかなあ〜

  2. tshibuya : 2007/03/16 - 13:34:13 -

    ぜひツアーを組んでお出かけください。あっちこっちご案内いたします。悪いようにはしません(笑)。

  3. torigen : 2007/03/16 - 17:31:23 -

    >世の中にこんなにキタナイ店があるなんて

    という「アケタの店」に行きたかったデス。
    なんだか、空気感からして無機質で小ぎれいな店とは異質なんでしょうから…。

  4. tshibuya : 2007/03/17 - 09:55:24 -

    toriさん、あの、要するに部屋にもなんにもなってない状態だったんですね、最初は。普通は床ぐらいは平になっている(笑)。
    しかし40年も経ってみるとそれが風格にも感じます。床も少しずつ平になって、また世相も移り変わり見る方もそれを気にしなくなった。帝国ホテルもジーパンで入れるようになったみたいに(ちょっと違うか)。

  5. torigen : 2007/03/18 - 10:08:35 -

    まさに年輪って訳ですネ!わはは。
    客足のおかげでだんだん真っ平らになってく床!お洒落でわないですか!
    意味の全くない箱もの文化の日本、その中心東京でそんな店があるっ!ってのが何だか救いですよ。
    渋谷さん、帝国ホテルでなくてもジーパンでしょっ!わはは。
    下駄履きは今でもダメですよネ?

  6. ARUMA : 2007/03/21 - 02:28:26 -

    うちの親戚ったら・・・
    おじいさんのお葬式、みんなアロハとかTシャツだったっけ!アハハ!

  7. tshibuya : 2007/03/21 - 11:37:48 -

    それはまたカッコいいですねぇ。そのままどこへでも行けます(笑)。

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