沖至さんとアケタの店
2007/05/09 水曜日 - 08:53:02 by tshibuya
昨日は沖至さん(tp、etc)とアケタの店。他に石渡明広(g)、上村勝正(b)、外山明(ds)。
沖さんとは春一番でもいっしょだったけれど、昨日のセッションは昨年このメンバーで録音したCDの完成記念ライブ。CDにも一曲入っている白石かずこさんが遊びにきてくれて長〜い詩を朗読してくれた。
昔は「詩とジャズ」なんて聞くとなにか胡散臭い感じがしたものだけれど、何回かそういう経験をしているうちに、詩の内容とは別に、声と音との出会いの面白さ、いや、そんな小むずかしいことをいわなくても、その響きがなかなか面白いのに気がついた。観念しか拠りどころはないと思っていてもいいかげんなものです(笑)。
これはだれかにいわれて気がついたのだけれど、このメンバーは、石渡さんのMull Houseというグループ(石渡、上村、外山)と、沖、渋谷という具合になっていて、しかし偶然そうなっただけなので「あのMull Houseと共演」なんて感じにはなっていません。悪しからず。
同じメンバーで(白石さんはわからないけど)今日はエアジン。CDのことは次回お知らせします。
白石さんのポエトリー、確かに初めはちょっと違和感があって、特に私なんかは初心者なのでギョっと驚きさえあったのですが、そのうち彼女の朗読する声と演奏とが調和しているような気もしてきて、不思議な感覚でした。でもそんな事ばかりに気を囚われていたせいか、詩の内容が思い出せません。。
調和しているような気もしてきて、というのが面白いところなんですよね。
で、詩の内容なんてどうでもいいんです(笑)。なんていうと白石さんに怒られそうですが、あるときふっと言葉が聞こえてくればもうそれで充分で、全部聞こえることがいいかどうかはだれにもわかりません。