柴田徹さん

2007/05/24 木曜日 - 13:08:54 by tshibuya

柴田徹さんが亡くなった。柴田さんはオーケストラのレコーディングをずっとやってくれていて、というより、浅川マキさんのPAを長くやっていて、PAだけではなく、マキさんの音楽のよき理解者であり、ぼくがマキさんにはじめて会った曼荼羅(吉祥寺)でも隣にいた。マキさんとはじめてやった京大西部講堂(「夜」というライブ盤がある)の何ヶ月か前だ。

柴田さんのPAはすばらしいもので、ピアノを弾いていて実際より美しく聞こえるPA(この場合はモニターか)なんていうのは彼以外経験したことがない。そしていつも初心者のように、つまり一から考える精神を持っていて、いっしょに仕事をしていて本当に楽しかった。
最後にいっしょだったのは昨年の年末、マキさんの大晦日公演だった。病院を抜け出し駆けつけてくれて、もうそれだけで安心して演奏ができる。そのときの様子からこちらも覚悟はしていたけれど、実際にいなくなってみるとやはりさびしい。
伊勢昌之、武田和命、川端民生、そして柴田徹。親友といっていい友人が死んでいくのは自分が死んでいくのと同じだ。

8 Responses - “柴田徹さん”

  1. torigen : 2007/05/24 - 19:49:02 -

    >実際より美しく聞こえるPA

    私のようにその世界でないっていうより、全然わかってない“音楽”なのですが、それでもPAの優劣でこれほど“音場”が違って聴こえるのか…ってのを何度か経験しました。音のツブ立ちからして違うんですよネ。音楽の世界に限らず、フロントの人たちばかりにスポットが当たりますが、こういったホントのプロと云える人たちの事も気になる今日この頃であります。
    西部講堂の浅川さんの音源は、当時の物を持っているのですが、じゃ、柴田徹さんが職人パワーを発揮されているんですね、たぶん。

  2. tshibuya : 2007/05/25 - 09:55:26 -

    そう、PA(モニター)によって音楽は一変します。すご〜く大事な仕事なんですよね。
    西部講堂のアルバムのエンジニアはかの吉野金次さんでした。PAは柴田さんだったかな。

  3. torigen : 2007/05/26 - 12:49:56 -

    そういった事まで深く考えずにLiveを楽しんでいたのですが、常には聴いたことが無かったヘヴィメタルのLiveを殆ど付き合いで仕方なくといった感じで行った折りに、驚いたことにウルサくないんです。ハコの出来もあるんでしょうが、そういったコントロールがPAさん達裏方さんの力で左右されているんだ…ってことに改めて気づきました(遅い…汗)。

  4. tshibuya : 2007/05/27 - 12:22:32 -

    PAも(他なんでもですが)センスなんですね。でも、そこまでいかない人が多いのが現状。
    オーケストラなど人数が多いときはそれじゃ具合が悪いので、(可能な限り)懇意のオペレーターに同行してもらっています。

  5. 勝子 : 2007/05/27 - 14:06:09 -

    親友といっていい友人が死んでいくのは自分が死んでいくのと同じだ。

    ・・・・・胸が苦しくなりました。

  6. 重野 : 2007/06/10 - 15:48:29 -

    柴田さんには、淺川さんの長井でのライブで、物凄く、大変、絶大にお世話になり、今回の訃報にしばし呆然となりました。
    たった一人、しかもボーカルだけのPAを舐めていた私。
    それを、優しく、親切に、何気なくサポートしてくれました。
    そして、その時の音は確実に最高でした。ほんとに、ほんとに凄かった。
    そして、淺川さんの暴走トークを、みごとにコントロール。

    あー、ちきしょー、ほんとに悔しい。
    淺川さん大丈夫かなあ。でも、長かったからなー。

    安らかに、安らかに、ご冥福をお祈りします。
                     
                          合唱

  7. tshibuya : 2007/06/10 - 19:18:12 -

    長井、マキさんsoloで行ったんですね。最近のことでしょうか。
    ぼくがいっしょに行ったのはかなり前で、確か本多俊之さん(as)がいっしょだったと思います。川端民生さんもいたかも知れない。長井屋さんの蔵での打ち上げが忘れられません。

    柴田さん、ほんとに残念です。

  8. 重野 : 2007/06/11 - 00:50:12 -

    確か5年ぐらい前だとおもいます。それ以来、淺川さんとは、電話、手紙等で繋がりを持たせていただいています。
    その中で、どの電話、どの手紙にも柴田さんの事にふれておられ、きずかっておられ、この訃報に何ほど心沈んでおられるか、心中察するに余りあるものがあります。

    渋谷さん、とにかく貴方様も、充分お身体御慈愛なさって、いつまでも、あの美しいメロディーを、、、、。

    地酒のお土産は、とうぶん控えよう。ふっふっふっ。

            PS。昨日、金子氏と会いました。9月広木氏(ソロ)のライブ決めたそうです。娘さんTVの歌スタという番組に出て、なんと合格。プロへの第一歩を踏み出したとの事、嬉しそうに話してました。

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