中山さん企画CDのこと(2)

2007/09/21 金曜日 - 11:17:55 by tshibuya

さて、どういう曲をやるのか。これは箇条書きにすれば一目瞭然というわけだけれど、それでは事務的すぎて面白くない。また、決まっているといってもあとで変更ということもあるかも知れない、ここでは二三の紹介に留めます。

まず、Let Me call your sweet heart。これはだれが歌ったのか忘れたけれど(有名な歌手だ)、聴けば、ああ、あったね、というようなことになるなつかしい曲だ。それから You belong to me。これもなつかしい曲。って、なつかしいのは当然なのだ、このアルバムの中の曲は全てなつかしい歌に違いないのだから。
しかしこの辺りの曲が一番問題だった。昔キャバレーやナイトクラブで仕事をしていたとき、こういう曲はいやというほど聴いていて、曲がどうこうよりそのころのことが頭に浮かんできてなつかしいというより先に拒否反応を起こす。そのころこういう曲はジャズの敵(笑)だと思っていたから。
別の意味で、これは入れるかどうかまだわからないけれど、Our love is here to stay なども問題だ。曲に責任はなくても、いかにも安直なジャズって感じがして躊躇する。おそらくさがさんもそうだろうと思う。むずかしいね、ミュージシャンは(笑)。
というように、中山さん、森山さんとはそんなに歳は離れていないのに相当違った感覚で曲を聴いていて(置かれた状況も違うしね)、しかし、そこで優しいこころにならないとレコーディングが先に進まない。おかげで大分こころ優しくなったような気がする。

8 Responses - “中山さん企画CDのこと(2)”

  1. asianimprov : 2007/09/24 - 17:45:47 -

    その<安直なジャズ>である(笑)Love is here to stayをビル・エバンスのソロ演奏で聞き直してみましたが、さらっと弾き流していて(弾き流す、なんて日本語があるのかどうかはともかく)そんなに気になりませんでした。

    でも、さがさんのボーカルが付くのですから、条件が違いますね。綺麗な曲ですけど、だからいいとは限らないのが音楽か。うーむ。

    <安直な>か。そういえば、渋谷さんはエリントンの曲でも「サテン・ドール」とかは絶対弾かれませんものねぇ。(笑)

    あ、男ばかりのドライブ。道中お気を付けて。(笑)

  2. Ikegami : 2007/09/25 - 12:26:59 -

    お、こういうテーマになるとasianさんのコメントが入る!

    渋谷さん、Everything OKですよ。だって、神様ですからね。<安直>だろうが<世俗的>だろうが、渋谷さんに弾かれると色が変わりますから。
    エッセンシャルで演奏するエリントンの曲なんか、世間一般では<ダラダラ系>と思われてるようなものばかりだけど、ダラダラという感じじゃあなくて<悠々系>として響いてますもん。

    このピアニストの職業上の秘密を解析しようと思って20年、いまだに不明です。ま、分析なんかしないで「うーん、気持ちいいなあ」と聴いてればいいんだけど、ぼくのほうにも書く側の本能みたいなものがあって、なんで気持ちいいのか、楽しいのかを知りたくなるんです。困ったもんです。

  3. tshibuya : 2007/09/26 - 17:03:01 -

    本文に書いたように曲に責任はないのでしょう。それを手垢のついた曲にしてしまうのはだれか。
    少しは考えないとね(自分を含めての話)。

    追記 なんか妙に真面目だなぁ。疲れてるのか(笑)。

  4. torigen : 2007/09/29 - 17:05:17 -

    鹿児島で面白そうな本を現地人が見つけました(笑)。
    以下、コメント転載です。

    『一旦飲みに出かけたんですけどね(ちょっと早いか…)、ちょくちょく寄る古本屋で、ずっと探していた中山信一郎さんの『土曜日のジャズ 日曜日のシネマ』(松尾書房 1983年)を見つけました。しかも、なななんと、中山さんのサイン入りで、付録の『「土曜日のジャズ・日曜日のシネマ」へのメッセージ』もきれいなままでちゃんとついていました。

    口絵にはスナップがたくさん載ってて、まえのPOSTでもコメントで出てましたが、渋谷毅さんの「ドリーム」録音時のスナップも何枚か。なんか、感激しちゃった。

    この付録がすごいですよ。明田川荘之、浅井慎平、いソノてルヲ、大熊隆文、渋谷毅、中村誠一、森山浩志…などという、そうそうたる21名のメンバーが中山さんのために寄せたメッセージをまとめた小冊子なんですけど、書かれている内容がすごいです。おもしろい!』

    だそうです。私も早く観てみたいデス、わはは。

  5. tshibuya : 2007/09/30 - 08:35:08 -

    それはすばらしい! 「土曜日のジャズ日曜日のシネマ」は名著だと思います。いま読んでも当時の熱い情況が伝わってきて胸がいっぱいになります。あのころ鹿児島には毎月のように遊びに行ってモダンパルス(鹿児島モダンジャズの会)の連中と遊び狂いました。
    中山さんにはもう一冊「ぼくのシネローグ」(G1ブックス 1993年)という本があって、これはタイトルからわかるように映画のことを書いた本で、いってみればこの二冊で中山さんが完結する、といった具合です。こちらも見つけたらぜひどうぞ。

  6. torigen : 2007/09/30 - 15:39:01 -

    どもども渋谷さん。また、鹿児島からコメントが入ってこれまた驚きの事実が…うぁはは。

    『げっ、鳥兄ぃ、驚きの事実が判明! いま、ビール飲みながらしゃべってたら、うちの家人ですけど、20歳前後の頃パノニカでバイトしてたって。しかも、私が必死になって探してた本、「持ってるわよ。サイン入りで」だつって、本棚から引っ張り出してきました。渋谷さんのライブの時もいたんだって! 「KAKOっていったら、渋谷さん覚えてくれてるかも」だって。菅野さんのライブの時もいたらしい…。で、「パノニカやめて、バイクで日本3周の旅に出たのよ」って、知らなかったぁ。こいつ、何者やねん、って感じ…。年齢は内緒にしとかないと蹴られますから、あしからずm(_ _;)m』

    …らしいです(汗)。このコメントくれてる人間は京都でコピーライターなどしてるうちに私と知り合い今に至長い付き合いの酒飲み友達ですが、何もかも放りだして鹿児島に移住、作家活動をしております。しかし、世の中狭いもので…(笑)。

  7. tshibuya : 2007/10/01 - 06:21:30 -

    それは驚きの事実、昔風にいえば「おどろいたなぁびっくりしたなぁ、もう」ですね(笑)。
    ぼくは名前や顔を憶えられない人なのでKAKOさんのことは思い出せないのですが、もし会って話せば、ああ、と思い出すかも知れません。中山さんといっしょに活動していた(遊んでいた、か)岩下壮一さんやソフトリーこと黒川研一さんなら知っているでしょう。
    10/8に鹿児島に行くので会えればいいなぁ。

  8. torigen : 2007/10/07 - 16:00:04 -

    ども、渋谷さん。

    鹿児島行きは変更ないですよネ?わはは。
    残念ながら話題のKAKOちゃんは仕事で行けないらしいですが、ポン友清水哲男はお邪魔すると言っております(汗)。たぶん客の中で一番太っていると思われますのですぐ確認頂けると…わはは。鹿児島のFM 局でパーソナリティなどもやっておりますので渋谷サウンドを浸透させろ!といつもケツをドやしつけております。

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