Johnny Mathis の「A New Sound In Popular Music」

2009/09/26 土曜日 - 11:13:15 by tshibuya

昔、アレンジに興味を持ったころ、だから60年代のことだけれど、ギル・エバンスがジョニー・マティスのアルバムの編曲をしていることを知り、探したことがあった。いまのように注文すれば届く時代のことではないから古レコード屋を探すほか方法がない(注文したら何年かかるかわからない)。で、遂に見つけたのは渋谷の古道具屋。古レコード屋ではない、レコードなど埃まみれになって隅の方に追いやられている。それを一枚一枚見ていったらあったのだ!
Johnny Mathis「A New Sound In Popular Music」。飛び上がってよろこんで買ってきた。盤面にはチューインガムが張りついていたりしてひどい状態だったけど、そんなことは大したことではない。レコードを抱えての帰り道は地に足が着かない状態だっただろう。
でも、もうどこかにいってしまっていまはない。先日思い出して(必要があって、か)あるレコードに詳しいジャズファンにそのことを話したらそのCD化されたものを探してきてくれた。ジャズファンってなんて親切なんだろう。

このアルバムには他にジョン・ルイスが2曲アレンジしていて(ギル・エバンスは3曲)、録音は1956年とある。56年といえばマイルスの「クールの誕生」のちょっとあとだ。いま聴けばギル・エバンスもジョン・ルイスも大したアレンジはしていない。でもギルだなあ、ジョン・ルイスだなあ、という感じは充分伝わってくる。中で一番好きなのはジョン・ルイス編曲の「Prelude To A Kiss」。アレンジではなく間奏のピアノソロがすばらしい。ジョン・ルイスのピアノはこのころからもうすばらしかったんだなあ。
ジョニー・マティスはどちらかというとポピュラーを歌う歌手だからどうしてこんなアルバムができたのかよくわからなかった。が、プロデューサーの名前を見て納得した。あの有名なGeorge Avakian。

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