ジャズは面白くないからな〜

2010/05/19 水曜日 - 16:24:30 by tshibuya

スイングジャーナルが休刊というニュース。ジャズは面白くないからな〜、などとは死んでもいえないけど、だって、それで音楽を知ったといっても過言ではないので、そのくらいの敬意はいつも持っている。あ、スイングジャーナルじゃなくてジャズに、ね。
ジャズを単なる方法だと思えば、それはそれでいいのだけれど、どうもジャズにはそれだけではない形而上学的ななにかがあって、と、思う人がここにいる。でも、実はもうそんなことはどうでもよくなっていて、音があってそれを感じる人がいればそれでいいわけだから、それがジャズであろうがなんであろうがどうでもいいのかも知れない。ジャズが好きになって、気に入ったフレーズを繰り返し聴いて、そのときはジャズが好きだとかどうだとかなにも考えないで、ただ聴いているだけで時は楽しく過ぎて行くのだから、そういうことのわかったいま、もうジャズはいらない、とはいえないから困る。我ながらよくわからない文章(笑)。

4 Responses - “ジャズは面白くないからな〜”

  1. asianimprov : 2010/05/19 - 20:50:53 -

    「木製のキリスト教会で渋谷毅氏のジャズピアノ、Elijah Leviボーカルを聞く。器用で、繊細そうな指先が、奏でる音楽は情熱的というより清潔なクラシック、ジャズ、現代音楽が混ざり合ったような感じ。ボーカルさんのちょっとお茶目な会話は会場を暖かく和やかに。」

    先月のキリスト教会でのライブをご夫婦で聴きに来てくれた高校の先輩の言葉です。こう言ってくれるお客さんがいると、来年も・・という気になります。

    それで、本題ですが、ライブの宣伝のため、渋谷さんのことを知らない地元の人に<渋谷毅>を紹介する時、僕が、可能な限り「ジャズピアニスト」という言葉を使わないようにしているのは、渋谷さんがジャズ・ミュージシャンではないからではなくて、「ジャズ」という言葉が日本人に与える固定観念が嫌いだからです。休刊を発表した雑誌はそういう固定観念を再生産してきたメディアのひとつでした。

    ところが、僕は、ただ、聴いていて楽しい、とか、「うわぁ〜〜」となったりとか、「なんなんだ、これは?」というハテナ状態になったりとか、そういうんで充分なんです。それがたまたま「ジャズ」と呼ばれる音楽であったのなら、それはそれでいいし、別に「ジャズ」でなくてもいっこうにかまわない。ジャズはジャズらしくあらねばならない、というのは不自由です。

    といって、ジャンルなんてどうでもいいかというと、ジャンルがあるから見えてくるものもあるので、固定観念にも、それなりの意義はあるのかもしれないけれど、聴き方を固定されるのは嫌だな・・とか・・ああ、わけがわからなくなってきました。(苦笑)

    昔、古本屋で買った60年代のSJ誌を何冊か持っていますが、形而上学的ではないです。熱い論争や手厳しいレコード評、生々しい広告に圧倒されます。「昔は良かった」とは絶対言いませんが、潮時というものがあって、消え去るべき時には消えていくのだし、しかし、残るべきものは残るものだと信じています。(意味不明(-_-))

  2. 廣野朝美 : 2010/05/21 - 00:51:51 -

    前略、渋谷 毅 さま

    こんばんは。

    早速ですが、「我ながらよくわからない文章…」という内容のすべてに、生意気ながら共感を禁じ得ません。

    胸に「ストン…!」と、落ちたような気がいたします。

    今宵、プログを拝見し、苦笑いしつつ、幸せな思いです。 

    おほ。         
                                    草々

  3. 岩下和了 : 2010/05/21 - 01:49:33 -

    「リンゴ村だより」の楽譜を手に入れて、大好きな曲なので、頑張って弾いてるんですが、実は、その度、ジャズを感じています。あああジャズ・・・と思いながら、この美しい曲を、私なりに丁寧に弾かせて頂くのです。私のごとき門外漢にそう思わせるところがジャズのジャズたる由縁なのかと。マジック。でも「マジック」と言い放っては軽薄に過ぎるマジック。・・・すみません。

    しかし、ジャズの魔法、実は、今夜の平田王子さんとのラグタイムでも強く感じ入りました。ブラジル音楽やハワイアンの中に!素晴らしくジャズでした!ありがとうございました。

  4. tshibuya : 2010/05/21 - 09:45:16 -

    asianさん、廣野さん、岩下さん、コメントありがとうございます。
    何年か前、TVでアンドレ・プレヴィンがモーツアルトのピアノコンチェルトを(指揮しながら)弾いているのを見たことがあります。それがすばらしかった。そのときジャズを感じました。
    プレヴィンがジャズをやっていたことは有名ですが、それはあまり面白いものではなかったような気がします。ですから、プレヴィンが弾くピアノコンチェルトにジャズ(それもすばらしい)を感じるのは少しおかしいことになる。で、こう考えます。
    そのプレヴィンのピアノに感じたジャズは具体的にジャズというようなものではないないのだから、これはプレヴィンがジャズを透して身につけたであろうなにか(音楽といいたい)だ、と。もっとも、あのプレヴィンのことだからジャズだけということはないかも知れませんが。
    むずかしいですね〜。

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